今日は「ドリルねじ」のご紹介です。
折板屋根を使う新築工事ではタイトフレームを鉄骨に溶接で固定しますが、改修工事で既設の屋根を剥がさず二重葺工法にする場合は、専用金具を用いることがほとんどです。
この専用金具はドリルねじを使って固定することも多いのですが、このドリルねじがどうやら色々とあるようです。

ドリルねじを締め付けるために使用する工具が近年高速化・強力化していることで、ねじを締めつけすぎる傾向が強くなっているそうです。
加えてねじを斜めに打つ必要がある場合は面に対して垂直にねじが入り難く、ねじに負荷がかかりやすくなります。

強い負荷がかかったねじは、遅れ破壊の要因につながるケースも見受けられます。
遅れ破壊とは
高い張力状態で発生しやすく、負荷がかかった状態で時間経過とともに突然破壊する現象です。使用したときに外観の変形も見受けられません。
つまり、問題なく施工したはずが後日ねじが突然ポキっと・・ということでしょうか。怖いです・・。
そこで
遅れ破壊しにくいドリルねじを発売しました。

その名も
「SKTセイファー」
特殊な熱処理を行う事でこれまでのドリルねじと比べて遅れ破壊しにくい品質になっています。
とはいえやはり適切な締め付け、適切な工具、適切な板厚などなど、適切は大切です!
遅れ破壊発生のメカニズムについて、実はまだ全て解明されてはいません。しかし発生となる要因を避けることである程度は抑制できると考えております。
恥ずかしながら「とにかくゴリゴリ締めたらよろしいのでは?」などど思っておりました。最大のパフォーマンスを発揮するためには何事も「適切」が大切なのですね。
人間も暑すぎたり寒すぎたりすると仕事がはかどらないですし、私も飲み過ぎた翌日はいまいち調子が上がりませんからつまりそういうことです。


200本ずつ、箱に入っています。少し使っているので上の画像では中身が減っていますが、実際は満タンです。
サカタホームページにはチラシを掲載していますのでぜひご覧ください。
チラシ掲載ページ
(少しスクロールすると出てきます)

いかがでしたでしょうか!?興味をもっていただけたら嬉しいです。
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